名古屋YWCA学院日本語学校は、本科コースの全学生に一人3万円の緊急支援奨学金を給付しました。

 新型コロナウイルスの感染拡大は、日本語学校に通う学生たちに様々な影響を及ぼしています。名古屋YWCA学院日本語学校は、緊急事態宣言発出中、学生と教職員の身の安全を第一に考え、オンライン授業に切り替えました。授業後、学校に残ってクラスメートとお昼ご飯を食べたり、おしゃべりをしたり、試験に向けて一緒に勉強したりするという、あたりまえのこともできなくなりました。家族が仕事を失ったり、アルバイトが減らされたり、経済的に苦しむ学生も増えました。またこの2年間は、長い休みがあっても自分の帰国することもかないませんでした。このような中でも、多くの学生たちは、自身の目標をかなえるため、日本語の学習を懸命に頑張り、学習を続けることを望んでいます。

 そこで、学生たちの日本語学習継続の助けになるよう、日本語学校奨学金基金より、緊急支援奨学金の給付を決定し、緊急事態宣言が解除され、学校での授業が再開した6月21日に、講師より学生全員に奨学金を渡しました。

 名古屋YWCA学院日本語学校の奨学金基金は、寄付により成り立っています。コロナ禍においては困窮した学生たちを心配し、例年を上回るご寄付をいただいています。多くの方が、学生たちの日本語学習を応援してくださっています。皆様の応援に心より感謝し、教職員一同、学生たちが目標に近づけるよう努めてまいります。